ミラノ(2000年7月21日)
「2002年ワールドカップ本大会では、ジョバンニ・トラパットーニ監督の代表チームでプレーしていたい」―ロベルト・バッジョは代表入りをあきらめてはいない。
インテルとの契約が切れた33歳のバッジョは、未だ来季の所属先が決まらぬまま。それでも、現在なお自分が一流のレベルにあることを、証明してみせると語る。
『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙のインタビューで、インテルのマッシモ・モラッティ会長から、コーチとしてクラブに残ってほしいとの要請があったことを明かしたバッジョ。だが彼はその申し出を断り、現役続行を希望したという。
「まだプレーしたいんだ。2002年までは現役を続け、日韓ワールドカップに出場すること、それが私の目標だ」
マルセロ・リッピ監督の構想から外れたインテルでの昨シーズンは、散々たるものだった。そしてシーズン後のパルマとのプレーオフでは貴重な2ゴールをマークし、チームをチャンピオンズ・リーグへと導いたにもかかわらず、来季もリッピ構想では戦力として計算されていないことが明らかに。
インテルで出場機会を制限されている現状では、欧州選手権でディノ・ゾフが指揮を取る代表チームに入ることは不可能だと、バッジョは当時話している。
「出場機会に恵まれない選手には、代表監督にアピールする場がない。去年の私がそうだった。だから今は、自分の能力を証明することのできるチームに移りたい」
3度のワールドカップ出場経験を持つバッジョだが、2002年大会時には35歳を迎える。フィオレンティーナ、ユベントス、ACミラン、ボローニャ、インテルで挙げたゴールの数は160で、これはセリエAでナンバーワンの記録だ。
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