バルセロナ(2000年7月25日)
バルセロナの新会長に選出されたジョアン・ガスパルトは25日、放出の決まったルイス・フィーゴの穴埋めを急ぐことはないと語った。
ポルトガル代表のフィーゴは世界最高額となる5610万ドルの移籍金で、レアル・マドリードへの移籍が24日に決定したばかり。
来シーズンの補強に向けて100億ペセタ(5633万ドル)の移籍金を用意していたと言われるバルサだが、これまでに用いた金額は1000億ペセタを超えている。
それでもガスパルト会長は「身にならないことはしない」と発言し、無駄金は使っていないと強気だ。
そしてバルサのサポーターには、“フィーゴの穴埋めとなり得る、フィーゴ級のプレーヤー”を近々獲得することを約束している。
リストとして上がっているのは、マルク・オフェルマルス、エマニュエル・プティ(ともにアーセナル)、スペイン代表FWアルフォンソら。
さらにサポーターを喜ばすべく、ラツィオに所属するイバン・デ・ラ・ペーニャのチーム復帰も、ガスパルトは確約。
スペイン国内のメディアは、バルサはこのほかにもフアン・ベーロン(ラツィオ)、ティエリ・アンリ(アーセナル)、フアン・ローマン・リケルメ(ボカ・ジュニアーズ)、デビッド・ベッカム(マンチェスター)らに関心を示しているのではと読んでいる。
だが会長によれば、どの選手を獲得するかは絞り込んでいないという。 「フィーゴの後釜を誰にするか、まだ特定していない。監督のロレンツ・セラ・フェレールが、自らの希望するプランを立てることになるだろう。チーム内からフィーゴの後釜が出てくることだって、あり得ない話でもない」
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