シドニー(2000年9月14日)
国際オリンピック委員会のフアン・アントニオ・サマランチ会長は14日、国際サッカー連盟(FIFA)は将来的に、有名選手をオリンピックに参加させる準備ができていると語った。
シドニー大会での男子サッカーの参加資格は23歳以下の選手に制限されており、それに加え1カ国につき3人までのオーバーエイジ枠が認められている。4年に一度開催されるワールドカップ本大会レベルと比較すると、はるかに見劣りしているのが現状だ。
そこでサマランチ会長はこの問題について、FIFAのゼップ・ブラ
ッター会長と話し合いの場を持ったと話す。
「23歳以下でも素晴らしい選手は多いが、個人的には満足していない。ブラッター氏と話し合ったが、オリンピックのサッカー競技のクオリティー向上を彼は気に掛けてくれていると思う」と、サマランチ会長は記者会見でコメントしている。
会長によれば、重要なのは五輪の開催期間だという。欧州主要各国の国内リーグがスタートした後に、今回のシドニー大会は開幕を迎えている。
「五輪が7月中に開催されるのであれば、一流選手の参加も期待してもらっていいとの返事をブラッター氏から取り付けた」
しかし次回2004年の夏季五輪は、アテネで8月後半に開催されることになっている。
シドニー大会のサッカー競技は、15日の開会式に先立ってスタートしている。
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