y
NEWS
| NEWS INDEXへ戻る |

 

シドニーオリンピック・サッカー男子 チリ、金メダル獲得の期待膨らむ

(2000年9月24日)

 チリのサッカー関係者のほとんどがオリンピック開催前から、今回のチリ五輪代表チームは才能あふれる若手を擁し、オーストラリアで成功を収めると考えていた。国内でまずまずの期待を受けていた五輪代表チームのグループリーグ突破を予想する者もいれば、メダルに手が届くのではと期待する者もあった。

 ここまで11のゴールを記録し、3つの勝利を飾っているチリが狙うメダルの色は、何色でもいいというわけではない。現在残っている4チーム中でベストのチームは自分たちだとチリ代表のメンバーたちは感じており、チリ国民の多くは、自国が金メダルへの最短距離にいると思っているのだ。
 新聞紙上では、準決勝に残ったチリ、カメルーン、米国、スペインの4ヶ国の中では、少なくともチリが他チームよりも優れた試合内容を見せていると伝えられている。

 そして準決勝でのチリの対戦相手はカメルーンだ。今大会、チリはアフリカ勢に対し、すでに4−1の勝利を2度収めている。うち1試合はスピードがあり、フィジカルも強いナイジェリアが相手であった。
 対するカメルーンは、引き分け2試合とクウェート戦の3−2の勝利によって、グループリーグを突破。準々決勝では2人の退場者を出しながらブラジルを下しインパクトを与えたものの、準決勝のチリ戦ではブラジル戦で受けた2枚のレッドカードが響き、キャプテンのヌジタップとDFエンギムバットの両選手が出場停止処分を受け、ゲームには出られない。  準決勝のもう一つのカードでは米国とスペインが顔を合わせるが、両チームともにチリが敵わない相手でもないだろう。決勝進出が有力と見られているスペインに対し、チリはグループリーグで3−1と土を付けている。

 そして米国はといえば、決定力という点で劣りを見せている。米国はこれまで対戦した4チーム全てに1得点以上を記録してはいるが、チリのような破壊的な得点力を誇るチームとの対戦経験は未だないのだ。
 こうした統計や過去の戦いぶりから、チリ国民は金メダルに手に届くのではと思い始めている。今、チリ代表が為すべきことは、金メダルを確実につかむことに尽きる。

Article contributed by internetsoccer.com


internet soccer