第7節、バルセロナはアウェイでマジョルカ相手に0対2で破れ、続く第8節はホームのノウ・カンプで、格下のヌマンシア相手に1対1と引き分けた。一方、首位を走るバレンシアは2連勝し、勝ち点差でさらに溝をあけられてしまった。唯一の救いは、宿敵レアル・マドリードもホーム戦でマジョルカに破れ、やはりバレンシアとの差を縮められないでいることだ。
チームの戦績が上がらない中、好調なリバウドはヌマンシア戦でも終始相手ゴールを脅かし続けた。決定打となったのは前半47分のPKのみだが、1対0と先制して迎えた後半、19分にイバン・デ・ラ・ペーニャが加わってから、両者の息の合った連携プレーでヌマンシアを容赦なく攻撃した。リバウドのマークした5ゴールは、バレンシアのフアン・サンチェスの6ゴールに続き、リーグ得点ランキングの2位につけている。
リバウドの調子はいいが、チーム全体がまだ波に乗りきれていないバルセロナ。今週、バルセロナはカナリア諸島へ飛び、ラスパルマスと対戦する。ラスパルマスは、今年2部リーグから昇格したばかり。バルセロナにとっては確実に勝ち点を挙げたい試合である。
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