メッシが4年ぶりにバロンドールを受賞！

[2019/12/03 Tue]

　2日、フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」は、2019年バロンドールを発表した。

　男子は、バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが4年ぶり6度目の受賞を果たした。なお、6度目の受賞は歴代最多。メッシは昨シーズンのリーガ・エスパニョーラで34試合に出場して36ゴール15アシストの活躍を魅せて、バルセロナのリーガ2連覇に大きく貢献した。また、チャンピオンズリーグ（CL）10試合にも出場し、12ゴールを挙げている。

　女子は、レインFCに所属するアメリカ代表MFミーガン・ラピノーが初受賞を果たした。現在34歳のラピーノは、今年6月から7月に行われたFIFA 女子ワールドカップ フランス 2019ではアメリカ代表の大会連覇の原動力となっただけでなく、ゴールデンボール（大会最優秀選手賞）とゴールデンブーツ（大会得点王）のW受賞を果たしている。さらに、FIFA最優秀選手賞も受賞しており、主要国際個人タイトル（最優秀選手賞）の3冠を達成した。

　　“世界一”の選手に贈られるバロンドールは1956年に創設され、2010年にはFIFAとのパートナーシップにより、名称を“FIFAバロンドール”と改められた。しかし、FIFAとの契約満了に伴い、2016年から「フランス・フットボール」が主催するバロンドールとして復活していた。そして、昨年から女子部門を創設し、初代女子バロンドールにはリヨンに所属するノルウェー代表FWアーダ・ヘーゲルベルグが輝いていた。

　また、今年度新設された年間最優秀GKを表彰する"ヤシン・トロフィー"には、リヴァプールに所属するブラジル代表GKアリソンが選ばれた。

　　現在27歳のアリソンは、昨シーズン開幕前にローマからリヴァプールへ移籍し、守護神としてチームを支えた。リヴァプールは、プレミアリーグこそ2位に終わったが、CLでは14年ぶり6度目の優勝を果たした。そしてアリソンは、リーグ、CLの全試合でフル出場を果たしている。

　同賞は、今年から新たに設立され、バロンドールを受賞した唯一のGKである元ソビエト連邦代表レフ・ヤシン氏の名を冠にされた。