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日本女子代表は東京五輪メンバー決定前最後の試合でメキシコに快勝! / MS&AD杯

[2021/06/14 Mon]

 13日、MS&ADカップが行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)とメキシコ女子代表が対戦した。

 この試合が、東京五輪出場メンバー発表前最後の強化試合となるため、各選手のラストアピールが見られた。

 前半はメキシコがボールを支配して試合のリズムを掴む。ところが、先手を奪ったのは日本だった。35分、中盤で細かくパスをつなぐと、最後はMF林穂之香が絶妙なタイミングでFW岩渕真奈にスルーパスを送る。岩渕はこれを足元にピタッと収めると、ペナルティーエリア内左に持ち込みカットインして右足シュートでゴール右に蹴り込んだ。そして、前半はこの1点を守り切り、1-0でハーフタイムを迎えた。

 先制点を奪って流れを掴んだなでしこジャパンは、後半開始直後の46分、ファーストチャンスでリードを広げる。最終ラインからのロングボールを左サイドの岩渕が収めると、ペナルティーエリア左付近からアーリークロスを送った。これにFW田中美南が飛び込んだ。一方のメキシコも、その直後の49分、右サイドを崩すとペナルティーエリア深くからマイナスのボールを折り返すと、FWアリソン・ゴンサレスが合わせて1点を返した。シーソーゲームの様相を呈してきたが、53分、ペナルティーエリア手前左でFKを獲得すると、MF中島依美が相手選手の足が止まり、フリーになっていた岩渕を見逃さずクイックリスタートを選択する。ペナルティーエリア内左でボールを受けた岩渕はボールをコントロールすると、冷静に中へ折り返し、連動した動きを魅せたFW籾木結花が左足ダイレクトで豪快に蹴り込みリードを広げた。さらに74分、途中出場のFW遠藤純がペナルティーエリア内左奥からグラウンダークロスはファーに流れるが、MF木下桃香がコントロールして前向くと右足を振り抜き、ゴールネットを揺らして日本が突き放した。そして、試合終了間際の87分、遠藤の見事な動き出しに中島がDFとGKの間へロングボールを送ると、遠藤が落ち着いてゴールに蹴り込み、ダメ押しとなる5点目を奪い、試合終了。5-1で日本女子代表がメキシコ女子代表を下した。

 日本女子代表(なでしこジャパン)は、今後東京五輪出場メンバーを決定したのち、7月14日(水)にサンガスタジアム by KYOCERA(京都府)で行うMS&ADカップ2021(対戦相手未定)を経て、東京五輪本番に挑む。

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【スコア】
日本女子代表(なでしこジャパン) 5-1 メキシコ女子代表
【得点者】
1-0 35分 岩渕真奈(日本)
1-1 46分 アリソン・ゴンサレス(メキシコ)
2-1 49分 田中美南(日本)
3-1 53分 籾木結花(日本)
4-1 74分 木下桃香(日本)
5-1 87分 遠藤純(日本)

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