広島が神戸を下して5度目のタイトル獲得 / FUJIFILMスーパー杯
[2025/02/10 Mon]
8日(土)、国立競技場(東京都)でJリーグの新シーズン到来を告げるFUJIFILM SUPER CUP 2025が行われ、2024シーズンにJ1リーグ連覇と天皇杯の2冠を達成したヴィッセル神戸(J1)とJ1リーグ 2位サンフレッチェ広島(J1)が対戦した。
シーズン移行に伴い、現行フォーマットで行われる最後のスーパーカップとなる今大会は、歴代最高となる53,343名の観客に見守られた。神戸は昨シーズンのJリーグMVPであるMF武藤嘉紀やFW大迫勇也らはベンチスタートとした一方、大ケガで長期離脱を強いられたMF齊藤未月が539日ぶりにピッチに帰ってきた。対する広島も新加入の、MF田中聡とFWジャーメイン良が先発出場したほか、18歳のMF中島洋太朗もスタメンに名を連ねた。
試合は、立ち上がりから攻撃力に定評のある広島がその持ち味を発揮して主導権を握り、12分、右サイドからのクロスボールをPA中央でMFトルガイ・アルスランがヘディングで合わせる。シュートはクロスバーにヒットしながらもゴールに収まり、広島が幸先よく先手を奪った。その後も優位に試合を運んだ広島は1点リードのままハーフタイムを迎えた。
後半に入り、神戸は選手を入れ替えて反撃に出る。ところが、70分、右CKをファーサイドでDF荒木隼人がヘディングで合わせて広島が突き放した。そして、広島は最後まで神戸に反撃を許さず、0-2で試合終了。
サンフレッチェ広島が、9大会ぶり5度目のタイトルを手にして2025シーズンをスタートさせた。
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【スコア】ヴィッセル神戸(J1リーグ&天皇杯 優勝) 0-2 サンフレッチェ広島(J1リーグ 2位)
【得点者】
0-1 12分 トルガイ・アルスラン(広島)
0-2 70分 荒木隼人(広島)