神戸&川崎Fがともにグループステージ突破を決める / ACLE
[2025/02/12 Wed]
11日(火・祝)、AFCチャンピオンズリーグ エリート(ACLE) リーグステージ 第7節が行われた。
昨シーズンのJ1リーグ王者で連覇を達成したヴィッセル神戸(日本)は、上海海港(中国)をホームに迎えた。8日(土)に行われたFUJIFILMスーパーカップではサンフレッチェ広島に敗れたものの、中2日ということを考慮してその試合ではベンチスタートだったDF酒井高徳、FW武藤嘉紀、FW大迫勇也らが先発に名を連ねた。そして、序盤から神戸が優位に試合を運ぶと、11分、左右に大きく展開して揺さぶると、左サイドからのクロスボールをファーサイドでフリーになっていた武藤が落ち着いて右足で合わせて神戸が幸先よく先手を奪った。その後も決定的なチャンスを創り出すものの追加点を奪えないまま1-0で前半を終えた。
後半に入っても神戸の勢いは衰えず、54分、波状攻撃からクリアボールのこぼれ球をDF本多勇喜が拾い、MF鍬先祐弥へつなぐと、思い切りよく振り抜いた豪快な一撃はlクロスバーにヒットしながらもゴールに収まり、神戸が待望の追加点を手にした。さらに、その直後の56分、右サイドからのグラウンダーのアーリークロスをMF汰木康也がダイレクトで合わせて試合を決定付ける3点目を奪った。それでも攻撃の手を緩めない神戸は、81分、右サイドからのFKを絶妙なインスイングのボールで最終ライン裏へ蹴り込むと、大迫が見事な右足ボレーシュートでゴールネットを揺らしてダメ押しとなる4点目を決めた。そして、最後まで上海海港に反撃を許さず、4-0のクリーンシートで試合終了。2025年ホーム初勝利を収めた神戸が、1試合を残してリーグステージ突破を決めた。
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【スコア】ヴィッセル神戸(日本) 4-0 上海海港(中国)
【得点者】
1-0 11分 武藤嘉紀(神戸)
2-0 54分 鍬先祐弥(神戸)
3-0 56分 汰木康也(神戸)
4-0 81分 大迫勇也(神戸)
今シーズンより長谷部茂利監督が指揮を執る川崎フロンターレ(日本)は、アウェイで浦項スティーラース(韓国)と対戦した。立ち上がりから浦項がボールを保持するも、川崎Fはハイプレスで自由にビルドアップさせず、拮抗した展開が続く。そんな中、前半の終盤38分、右サイドからのクロスボールをFW山田新がヘディングで合わせて川崎Fが待望の先制点を手にした。さらに、前半の終了間際の43分、DFジョナサン・アスプロポタミティスが早くもこの試合2度目の警告を受けて退場となり、追いかける浦項は数的不利での戦いを強いられた。
後半、数的有利な川崎Fだが、なかなか決定的な場面を創り出せず、1点差のまま時計が進む。それでも、71分、右サイドでボールを奪ったDF佐々木旭から山田とつないで最後はMF脇坂泰斗が右足でゴールネットを揺らして川崎Fがリードを広げた。すると、これでスイッチが入ったのか直後の74分にはPA左からのクロスボールに3列目から飛び出したMF河原創が右足ダイレクトで合わせて3点目。さらに、88分、PA右からの折り返しをFWエリソンがヘディングで決めて4-0で試合終了。これまで浦項のホームで白星がなく、Jクラブの"鬼門"とされた浦項スティールヤードで、長谷部監督の初陣を白星で飾った川崎Fが1試合を残してグループステージ突破を決めた。
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【スコア】浦項スティーラース(韓国) 0-4 川崎フロンターレ(日本)
【得点者】
0-1 38分 山田新(川崎F)
0-2 71分 脇坂泰斗(川崎F)
0-3 74分 河原創(川崎F)
0-4 88分 エリソン(川崎F)