川崎fは有終の美を飾るも神戸は4失点で2敗目 / ACLE
[2025/02/19 Wed]
18日(火)、AFCチャンピオンズリーグ エリート(ACLE) リーグステージ 第8節が行われた。
勝点、得失点差で横浜F・マリノス(日本)に並び、総得点で2位につけるヴィッセル神戸(日本)は、ここまで2勝1分4敗と苦しみながらも最終節で勝利し、リーグステージ突破を決めたい上海申花(中国)とアウェイで対戦した。開始早々の2分、左CKをファーサイドでFWサウロ・ミネイロがヘディングで合わせて上海申花が幸先よく先手を奪った。さらに、7分、出鼻を挫かれた神戸はさらに窮地に追い込まれる。GKオビ・パウエル・オビンナが決定的な得点の機会を阻止したとして退場処分となり、90分のほぼすべてを10人で戦わざるを得なくなった。その後も上海申花ペースで試合は進むと、前半アディショナルタイム3分、MFチャン・シンイチがゴールネットを揺らしてリードを広げ、前半を終えた。
後半に入り、反撃に出たい神戸だったが、またもや上海申花がスコアを動かした。49分、クロスボールをFWアンドレ・ルイスがヘディングで合わせると、このシュートはGK新井章太がセーブするもこぼれ球をサウロ・ミネイロが押し込み、3点目を奪った。さらに、65分、PKをサウロ・ミネイロがきっちりとゴール右下へ決めてハットトリックを達成し、リードを4点とした。すでにノックアウトステージ進出を決めているとはいえ、無様な姿をサポーターに見せられない神戸は、87分、PA手前からFW冨永虹七が反転から右足を思い切り振り抜き、強烈なミドルシュートで反撃の狼煙を上げる。さらに、後半アディショナルタイム3分、セットプレーからMF井出遥也がヘディングで決めて2点目を奪い、意地を魅せたところで試合終了となった。
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【スコア】上海申花(中国) 4-2 ヴィッセル神戸(日本)
【得点者】
1-0 2分 サウロ・ミネイロ(上海申花)
2-0 45+3分 チャン・シンイチ(上海申花)
3-0 49分 サウロ・ミネイロ(上海申花)
4-0 70分 サウロ・ミネイロ(上海申花/PK)
4-1 87分 冨永虹七(神戸)
4-2 90+3分 井出遥也(神戸)
すでにリーグフェーズ突破を決めている川崎フロンターレ(日本)は、未勝利でリーグ最下位に沈むセントラル・コースト・マリナーズ(オーストラリア)をホームに迎えた。立ち上がりからボールを支配して川崎Fがペースを掴むも、決め手に欠いて時間だけが過ぎていく。それでも、35分、PKをFWエリソンがゴール右にしっかりと決めて川崎Fが先手を奪い、ハーフタイムとなった。
後半も試合展開は大きく変わらず、お互いに決定的な場面の少ないまま進んでいった。そして、このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム8分、右サイドでルーズボールを拾ったMFパトリッキ・ヴェロンからの浮き球をFWマルシーニョが飛び出してきたGKのポジションをしっかりと見極め、ループシュートを決めて2-0で試合終了。
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【スコア】川崎フロンターレ(日本) 2-0 セントラル・コースト・マリナーズ(オーストラリア)
【得点者】
1-0 36分 エリソン(川崎F/PK)
2-0 90+8分 マルシーニョ(川崎F)