FIFAがマレーシアサッカー協会(FAM)を処分か
[2025/10/09 Thu]
7日(火)、イギリスメディア"BBC"は、国際サッカー連盟(FIFA)がマレーシアサッカー協会(FAM)に対して処分したことを報じた。
FIFAでは、外国生まれの選手が実の両親または祖父母の出身国で代表チームに出場することを認めている(祖父母ルール)ものの、これは代表チームが単に成績向上のために外国人選手を輸入することを防ぐ目的がある。
報道によると、2025年6月10日(火)に行われたアジアカップ2027予選(マレーシア代表対ベトナム代表/4-0)後、出場資格に関する質問を受けたことでFIFAが調査を開始。FAMは今年初めにFIFAに対して所属選手7名の祖父母がペナンやマラッカなどマレーシアの都市で生まれたことを示す出生証明書を提出していたが、FIFA調査官らが祖父母の出生証明書(原本)を入手したところ、彼らがアルゼンチンやスペインなどの都市で生まれたことが示されており、いずれも選手たちの出身地と一致していることが発覚した、という。これを受け、FIFAはFAMが出生証明書を偽造し、選手らの祖父母がマレーシア生まれであるように見せかけたことは紛れもない"不正行為"に当たると非難し、該当する7名に対して1年間の出場停止処分と2,000スイスフラン(約38万円)の罰金処分を科したほか、FAMに対しても35万スイスフラン(約6,660万円)の支払いを命じた、と伝えられている。
一方、FAMとしてはこの不一致は事務的なミスによるもので、彼らはいずれも正当なマレーシア国民であると主張しており、FIFAの処分に対して控訴する意向を示している模様。